ディテールのグラマー、ブルガリ オクト。

ディテールのグラマー、ブルガリ オクト。

時計そのものに話を戻しましょう。 この時計で印象的なのは、大きく分けて2つ、1つ目はディテール、2つ目はやはりディテールです。 まずは外観のディテールから。 まず、オクトがクラシックなデザインで良いのかどうか、私にはコメントする資格がないと思っています。 ただひとつ言えることは、この時計のケースは本当に丁寧に作られているということです。 その時計が丁寧に作られているかどうかの評価基準はシンプルで、時計の細部にまでこだわるブランドの姿勢が、場当たり的であるか完璧であるかということです。 この時計から、ブルガリが完璧を目指す存在であることがわかる。

オクトのケースには110のフェイスがあり、一部はミラーポリッシュ、一部はサテンサテン、フェイスの角や裏蓋の8つのネジにも仕上げが施されています。 裏蓋の8本のネジの仕上げ。 全体として、30分以上かけてこの時計のケースをインチグラスで見てみましたが、細部へのこだわりは非の打ち所がありません。

とはいえ、ムーブメントの話をしましょう。 現在、市場に出回っている7万元前後の時計は、ほとんどが自社製ムーブメントを採用しています。 自作とはいえ、すべて同じ規格というわけではなく、3種類、6種類、9種類とムーブメントが異なる。 社内ムーブメントをテーマにした別プログラムを行う予定です。 まず結論から言うと、ブルガリの自社製ムーブメントBVL191は、この価格帯のクオリティとしては間違いなくトップクラスに位置する。 もちろん、ムーブメントの評価は多次元的に行う必要があります。 でも、すべての次元について話していたら、今頃みんな寝ているかもしれませんね。

そこで、もっとシンプルな方法として、主要ブランドのムーブメントの小さなパーツのひとつひとつを細かく見ていくことにしました。 もちろん、すべてのパーツを見るのは現実的ではなく、2~3個見れば十分な場合がほとんどです。 この楽章の場合、一部分を見るだけで十分なストーリーがある。 この部品は、巻き上げ機構用のバネなのですが、見てみてください。 ムーブメントのバネの処理は、スイスの時計製造の最高基準で、一枚の金属から削り出すことが決められています。 どういうことかというと、鉄線製のスプリングは使えないということです。 もし、この基準で時計のゼンマイが作られていれば、他のムーブメントのディテールも悪くないはずです。